想々啖々

絶世烟る刖天歌。文学者が思想を日常に翻訳していればいい時代は既に去った。

kammultica のスタンスについて

我がテクストの師である透谷文士が逝った歳まで、あと2年と幾ばくか。常変を心がけているためスタイルは定まらない。が、未だに一度もスタンスを言語化していなかったことは不覚と思い、筆を執る。

 

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ⵚⴾ何する者ぞ、kammultica

名義一覧:

  • kammultica/神丸智華: 思想/言語メイン
  • gne: ファインアートメイン
  • spinaltox: ブランド(https://spinaltox.net) 確乎たる意志をもって.orgドメインになるかも。

想々啖々(当ブログ): プロトタイピングの場。kammulticaにとっては理論を構成することが実践にあたる。

Twitter: 公開メモ帳。URLを貼れるので重宝している。

中のヒト: オカルトと科学の境界を踏み倒した工学系院生。

 

 

ⵟⴾスタンス

 

セントラルドグマ

いわゆるνουςphereへ至ること。いわゆるβίοςphereとは精神が肉体に従属する圏域のことであり、精神/意識/思考のみが游離する圏域がνουςphereである。これへの到達をめざすのは、現状がナチュラルではないから。無性/Xジェンダー性自認をもつが、そもそも人間/ヒトではないことを自認している。「ナチュラルである」とは、そうあることに何の疑問も違和感も抱かない状態、そもそもそうではない状態にある自己を想像することができない状態。ナチュラルでない現在は反目の日々である。

 

05102018現在のプライマルテーマ

渾沌/混濁(chaos)ⵗ 人間種族的な時空間スケイルの超克。解剖的/静的にentitizeされる一切についてeXtitizeし、高速/高度/高次/複雑な領域の生存をめざす。νουςphereはここ。

多様性→汎受容→フラットネス(diversity→flatness)ⵗ あらゆる対象について個別に受容するより、すべてをいっぺんに受容することに決めたほうが手っ取り早い。合意も規則も何も要らない。

闘争(bellum)ⵗ 権勢による天下り/示威的な類いの倫理の一切を拒絶する自然状態。リバタリアニズムアナキズムの融和点であり、ここでは国家と個人が武力的に完全に拮抗する。

いずれにせよ、加速と拡張が必須である。

 

ⴾ言語を基体とすることについて

言語を扱うのは不本意/妥協。精神の中で完結させることが望ましい/ナチュラル。テクストは客観視(自己反芻を含む)によって様貌をかえる。曲がりなりにも「自然言語」と認めるからには、これの運用をもってしか語彙や文法の動向は説明されえない。語彙は容器であり、文法は気まぐれに過ぎない。グローバリゼイションによって言語の統一使用が進む昨今ではあるが、個体において言語は散裂しうる。理想として、すべての言語/言語記号を扱うこと、これらが完全に共存する地平の観想がある。これはνουςphereの代替に最も近いものかもしれない。

 

蛇足:相互理解を念頭にエクリをシフトさせてもう蹔く経つが、筆力が明らかに落ちている。歎かわしいこと。